選択問題Ⅱ-1について徹底解説
選択問題Ⅱ-1は、専門知識について600字詰め原稿用紙1枚で書きます。
大体1枚あたり30分と言われてますので、大抵の方は練習しないとおそらく書けないかなと思います。
今回は、傾向と対策、得点の伸ばし方、出題意図についてお話しします。
選択問題Ⅱ-1の傾向と対策、基本の書き方
まず傾向と対策ですが、過去問を分析してみましょう。
鈴木Booksカルチャーセンター部では、取り急ぎ道路と都市及び地方計画のみ過去問Excelシートを準備しております。
過去問Excelシートとは、令和元年から令和5年度までの技術士第二次試験の問題文を Excelシートに一覧で並べたものです。
過去問をPDF変換しただけなんですが、多分実際にやってみるとちょっと手間です。
なので、過去問分析シートが欲しいですと言う方がいらっしゃれば、お問い合わせホームからご連絡ください。
もちろんですが、必要に応じて他部門の過去問分析シートも作成いたします。
こうしてみると眺めてみると、気づくことも多々あるかと思います。
例えば道路ですが、道路構造令、時事問題、舗装、道路土工について準備すれば、対応できるのかなと言う見通しは立ちます。
このように、ご自身の受験部門の過去問を眺めてみることで、傾向が掴めます。
そこから、過去問やご自身で過去問から予測したキーワードで演習ををしましょう。
冒頭でも言いましたが、1枚600字詰原稿用紙を書く時間は30分が目安です。
3時間半で6枚書きますが、計算上見直しの時間は30分です。
30分で6枚だと、実際は見直す時間はかなりかつかつになるので、短縮できるに越した事はありません。
なので、筆記具で書くという練習が、人によってはかなり必要なってくると思います。
しかも選択問題Ⅱ-1に関しては、「まあ、なんとかなる」、「できるよね」と油断してる方も多いと思いです。
しかし、いざ語句を聞かれたときに30分程度で構成をしっかり整え、そのうえ図や表まで書けますか?
600字詰め原稿用紙1枚で差がつくのかよ?と思いますが、これ差がつかないようで差がつきます。
それは次の章で説明します。
選択問題Ⅱ-1の差をつけるには?
(店主の意見100%のため、参考にお願いします。)
では、他の受験生と差をつけるにはどうすれば良いのでしょうか?
店主のオススメですが、図や表を書くことオススメします。表を書く場合の文字数は、1マスあたり2文字です。
これは、令和6年度の受験申込み案内P.23に記載はあります。無視すると減点対象となる場合もありますと書かれてます。
店主の話ですが、令和2年度に受験した際、選択問題Ⅱ-1は歩行者利便増進道路が出題されました。
このキーワードは練習していたので、断面をさっさと書こうとしました。なので、解答用紙に現況断面とほこみちが入ったときの断面を書きました。
いわゆるビフォーアフターを示しました。
この問題は練習していましたが、30分でかけず40分かかってしまい、 Ⅱ-2をかなり巻いて書いた記憶があります。
(Ⅱ-2も実は予想したのが出たので、巻くことができたのがすごいラッキーでしたが、それは別の話)
いずれにしても、建設部門でも図や表は入れたほうがいいです。
もちろんですが、この問題も項目は分けてください。
概要を聞かれたら概要、メリット・デメリットと聞かれたらメリット・デメリットでちゃんと章立てし、コミュニケーション能力を見せましょう。
選択問題Ⅱ-1の出題意図
出題意図は、受験申込み案内に書かれています。
選択問題Ⅱ-1の評価項目は、技術士に求められる資質能力のうち、専門的学識、コミニケーションの項目です。
コミュニケーションは以前にもお話ししましたが、受験申込み案内P.10に、コンピテンシーが書かれています。
そこでは、「口頭や文書等の方法を通じて、多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。」と書かれています。
これが審査項目です。
さらに言うと、概念は「選択科目」における専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識です。
なので、過去問を見てください。「あ、なるほど」と思うことでしょう。
出題内容は、「選択科目」における重要なキーワードや新技術等に関する専門知識を問うです。
だからこそ、過去問を見てくださいと言いました。「なるほど」と思うはずです。
こうしてみると、受験申込み案内にはかなりいろんなこと書いてありますので、断片的に見ていただけると受験の対策の参考になると思います。
選択問題Ⅱ-1の対策
最後に対策です。
結論から申しますと、
①過去問を分析し、出題されそうな傾向を分析します。
②そこからキーワードを抽出し、キーワードに対して600詰め1枚でご自身で問題を作成してみて下さい。
店主は、選択問題Ⅱ-1が苦手でした。
理由は、専門知識がないので600字突然書けと言われてもかなり困りました。なので、1日に1枚程度練習するようにしていました。
平日3枚書くくらいのまとまった時間は取れませんが、1日1テーマ600字詰め原稿用紙1枚で書く時間の確保できると思います。
しかも、600字詰め30分で書くだけですから、どっかのカフェでもできると思います。図書館のほうがいい方はそちらでも。
それを、今日から始めればまだ90日ぐらいはあると思います。
ということは、1日1枚であれば90枚は作れますし練習もできます。90個もキーワードは要りません。
1日2枚書く人であれば、その場合倍の数書けます。
その時に、図や表を書くことを意識すると良いかもしれません。
メリット・デメリットを書いてって言われたら、ご自身で業務する時はいつもどうされてますか?表でまとめたほうがわかりやすいと思います。
2つの事柄を書いてくれって言われたら、章立てするも良し、表を使って並べて論じることもできます。
さらに、特徴的な図があるようなキーワードでしたら、練習してみるのも1つの手です。
店主が受けたときは、ほこみちが改正され、概念としてできたばかりだったので、いわゆる重要キーワードでした。
なので、断面を書いてみてはどうか?とふと思ったのも事実です。
ご自身の状況に合わせて演習方法はカスタマイズされると良いでしょう。
最後に。
もしこれだけを読んでいってわからなかった場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。できる範囲でお悩み相談いたします。
また添削指導を受けてみたい方もいらっしゃれば、お問い合わせフォームやショップページからお願いします。