技術士第2次試験の迷走を解決!~選択問題Ⅱ-2編~

query_builder 2024/05/01 資格 勉強 転職 キャリアアップ 資格取得

技術士第2次試験は、必須科目、選択科目Ⅱ、Ⅲの3つで構成されています。さらに、選択科目Ⅱは1と2に分かれています。Ⅱ-2ですが、調査検討すべき事項とその内容、業務を進める手順についてそれぞれの留意点、工夫を要する点を示し、最後に関係者との調整方策について述べる問題です。

今回は、意外とわかっているようで、分かっていないⅡ-2について解説します。それでは、深く見ていきましょう。

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選択科目Ⅱ-2の評価項目

この問題は、受験申込み案内を見ると、以下のような評価項目になっています。


概念ですが、これまで習得した知識や経験に基づき、与えられた条件に合わせて、問題や課題を正しく認識し、必要な分析を行い、業務遂行手順や業務上留意すべき点、工夫を要する点等について説明できる能力です。


出題内容は、「選択科目」に関係する業務に関し、与えられた条件に合わせて、専門知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき、業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかどうかを問うです。


評価項目は、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、マネジメント、リーダーシップ、コミニケーションの各項目です。


これは覚えておいてください。特に評価項目はもう1度詳細に論じます。

選択科目Ⅱ-2を見る。~調査・検討すべき事項とその内容~

選択科目Ⅱ-2は、冒頭で示したような問題構成です。

建設コンサルの場合は、業務計画書を書いてるようなものですね、と例えています。実務に即したもので、私はこの問題かなり好きです。当たれば稼げるからと言うだけですけど。


では問題を見ていきましょう。

まず、調査検討すべき事項とその内容についてです。


実際に実務をされるときも、与えられた業務の仕様書を見て、きっとこの情報が必要になるなというあたりをつけながら調査項目をピックアップされるかと思います。

とこのように、最初は調査から始まりますね。

次に、調査項目から検討項目はどれになるのかを検討します。

もちろんですけど、すべての調査結果を検討する必要は無いですが、調査と検討は関連付けたした方が良い解答になると思います。

「~を調査し、~を検討する」という書き方の方が良いかと思います。


ちなみに、「計画責任者」や「立案責任者」と書かれている問題の場合は、事業計画のスケジュール等の作成も入れると、より責任者らしく見られるので、お勧めです。

選択科目Ⅱ-2を見る。~業務手順と留意点、工夫を要する点~

続きまして、業務手順と留意点、工夫を要する点についてです。


店主が令和2年に受けた時には、フローチャートを書きました。

そうすることで、業務手順のなかでの重要なポイント、留意点と工夫を要する点について書きました。

現在の出題形式だと、たまにそれぞれの手順について留意点と工夫を要する点を書けという設問もあります。

その時は、フローチャート書く必要がないんじゃないかなと思います。フローチャートを書いても見出しで業務手順を示さないといけないので、見出し項目で順序立てたほうが効率が良くなります。(せっかくフローチャートを書いても無駄になる。)


時折やりがちな解答は、調査・検討すべき事項を手順からすっ飛ばしたり、調査・検討項目で述べたことともう一回同じことを述べたりする解答がありますが、それはやめてください。

ここで要求されてるのは、業務を進める手順について、それぞれの手順について留意すべき点・工夫を要する点です。

調査・検討すべき事項は、既に書いてます。同じことを繰り返すほど行数は足りませんので、「前段で述べた通り」くらいでよいでしょう。


資格取得のメリットとデメリット

最後に、関係者との調整方策です。


調整方策ですが、結構皆様重要なポイントを忘れていますが、分かりますか?


この問題の評価項目である、マネジメント、リーダーシップ、コミニケーションの項目をうまく示していないことです。

ここで、読み手にわかるように書いたほうが良いかと思います。


一例ですが、

「~といったマネジメントを行う。」、「~といったリーダーシップを発揮する。、「~といったコミュニケーションを取る」

といった文言があると、なおわかりやすいです。

普段ご自身でやられていること(だけどいざ思い浮かべろといわれると、当たり前すぎて思いつかないこと。)を書くと良いでしょう。


もちろんですが、部下の育成と言う文言を入れるのもありです。私もそれをしました。長期でかかる事業であれば、自分の代わりは必要です。

「部下の育成」という文言は、冒頭で示した評価項目に直接関係するわけではないです。

しかし、技術士として人材育成は任務であります。(詳細は「技術士倫理要綱」をお読みください。書いてありますよ。)
おそらくですが、大部分の方はここのポイントを抜けています。

きちんと要求されている評価項目を踏まえましょう。


以上が、選択科目Ⅱ-2の書き方ポイントです。


皆様の合格の一助になれば幸いです。

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