計画論と事業論について~技術士試験対策用~

query_builder 2024/03/11 建設 資格 勉強 資格取得
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この記事は、技術士の建設部門の対策に必要な要素である「計画論」、「事業論」について解説します。

試験の論文において、政策・計画段階と事業段階では、切り口が異なるので注意しましょう。

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計画論と事業論の理解について

建設部門の場合、計画論と事業論について、そもそもなぜこれをやるかと言うと私自身は設計畑なので計画論と事業論の違いが全く分からない状態でした。

なので、計画系の業務が強い人の方が技術士に受かりやすいと言われています。何故かと言うと、計画系の業務をされている方の方が国土交通省の施策に則ったものをかなりきちんとチェックし、業務に生かしているので、建設コンサルタントって言う所の売上金額2、30億円規模の建設コンサルでも都市計画部門は割と技術士に合格しやすいです。


しかし設計部門の方だと、国の施策なんてほぼ関係なく、高速道路もやる会社はごく一部です。

設計畑、特に地方や売上規模の小さい建設コンサルの方からすると、何の変哲もない市町村の道路でいうところの3種とか4種の3級、4級クラスだと、計画論について聞く機会はほぼないと思います。

きちんと計画論と事業論の区別をつけないと、いつまでたっても合格しません。

また、行政的な考えも身に着けておくと試験だけでなく、建設コンサルの場合は実際の業務にも役立ちます。


今回はその点について解説します。

計画論について

計画論ですが、そもそも建設の場合、計画論と事業論の両方がラップする分野と言うのは、基本的にほぼすべてだと思います。

都市計画だけは基本的に計画だけかと思います。そのままですね。

まず合意形成を例にとると、計画段階では受益を受けない人、代表的なところで環境団体とか。行政的にうるさい方、いわゆるオンブズマンそちらの対策が主です。

計画論の基本要素は事業計画を策定する上での指針となります。事業の成功に向けた計画策定を行います。。計画論と事業論を組み合わせることで、より具体的なビジョンを実現するための道筋が見えてくるはずです。知っているようで知らない計画論の基本要素をしっかりと押さえておきましょう。

事業論とは

次に、「事業論」について説明します。事業論は計画論をもとに具体的な事業戦略を立案するための理論です。

技術士試験、あるいは建設コンサル的にはどういったものになるのかを見ていきましょう。

事業論について


事業論になると、合意形成の場合の受益を受ける方が主に地域住民になります。
設計の場合、基本計画・概略設計が大体計画論、実施設計は完全に事業論です。実務上は基本設計も場合によっては事業論です。


以下にリンクを掲載しますが、「道路行政の簡単解説」という冊子です。

0.pdf (mlit.go.jp)


道路を受ける方はマストで読んでほしいです。ページ数で言うと、23ページ程度のものです。これは、一度目を通してください。
道路行政について簡単にまとめられています。そして1番重要なのは、事業の流れが分かりやすく記載されていることです。
道路計画において、どこまでが計画論なのか事業論なのかの区別が書いてあります。
ちなみにですけど、理解は都市計画決定されたらまでが計画でそれ以降は事業論です。分かりやすくいうと概略計画までです。
都市計画決定後、測量入って詳細設計が始まったら事業論と言う理解です。



上記の事業論の基本要素を理解しましょう。理解することで論文作成のヒントにつなげることができます。

まとめ

この記事では、技術士試験の建設部門を受ける方のための、計画論と事業論について紹介しました。

参考情報

計画論と事業論を踏まえて書かないといけません。

例えばですが、Ⅱ-2で書く問題について、計画論と事業論を理解しないと、計画責任者と事業責任者、施工責任者の範疇の区別がつかないはずです。


この場合、Ⅱ-2の問題文で計画責任者と聞かれたら、事業計画もちゃんと書いて欲しいんです。

それがないと事業ができないです。事業責任者であれば、工程計画も書いたほうがいいです。

問題によっては計画論と事業論の区別がちゃんとついているのかも、見られていると思ってください。

試験官は、そうして採点を通して見てきます。


近頃、公務員で技術士になる方が増えています。公務員の場合は、計画論と事業論の区別がついていますし(結構田舎の自治体だと何とも言え倍ですが)、建設コンサルより文章を書く機会が多いので、論文が突破しやすいです。

合格率を見ても、建設コンサルよりも公務員のほうが合格しています。(建設コンサル頑張ろう)

最後に

本記事を経て計画論と事業論の基本的な理解が深まったことを願います。


合格の一助になれば幸いです。

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