資格取得した先のこと。

query_builder 2024/01/07
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こんにちは、鈴木Booksの店主です。


さて、2024年になりました。

今は年初です。今年の目標を決め、その中には資格習得に向けて動き出している方もいらっしゃるかもしれませんね。


ところで、みなさんは何のために資格を取ろうと思いましたか?

お給料が上がるから、今後のキャリアに使えそうだから、資格がないと出世に差し障りがあるから、などなど。


店主が資格習得をした理由は、技術士の時は周りをぎゃふんと言わせたかったからと自分のためです。

自分のためというのは、どんなに仕事ができていると自分で思っていても、評価がされにくく、このままではだめだと思ったから。

技術士取得後、資格手当だけでなく、社内の業務評価も見たことがないくらいの高評価となり、この業務評価は基本給のベースアップに連動するため、基本給も高くなりました。(この会社の場合です。多くの会社にあてはまるとは限りません)

結局、企業で評価をされるには誰もがわかる、分かりやすい理由がないとダメなんだなあ、と皮肉にも技術士を取ってから思ったものです。


RCCM試験を受けたのは、「道路はすでに技術士がある…。都市計画なら、受かりそう。」とそんな理由です。

RCCMが合格したおかげで、一応2分野ちょっとわかる人になってしまいました。(実務では常に汗をかいてます…)



まず、ありきたりですが、メリット。

①給料が上がる

・多くの建設コンサルタント会社では、資格手当なるものを支給するため、RCCM保有でも年10万円前後は上がるはずです。はっきり言って、資格を取ったほうが給料が上がるんじゃないか、と店主はにらんでいます。給料に文句があるならそのエネルギーを資格習得に充てたほうが良いのでは…。



②管理技術者になれる

・これは人によっては嫌だという方がいますが、店主的には「給料が増えることとトレードオフだろ」と突っ込みたいです。

資格を取れた→技術者にその力がある→給料を上げる→責任が伴う 

だと思います。給料が上がるというのは、それだけしょって立てるものがあるということ。会社もアホではない(超失礼)ので、そこはちゃんと見ています。

・ある意味、責任を取れるポジションって面白いと思っています。

建設コンサルタント会社の場合、工程と予算、その中でより良い品質が確保できるのか、十分な検討になっているのかを部下に指導します。もちろんですが、対外的な責任は管理技術者にのしかかります。部下の成長のために何が必要なのか、そのリソースはどう考えるか。建コンの管理技術者は、マネージャーとして生産管理もしかり、ボスの顔しかり、時には営業もします。そんな仕事どこにもないですよ。


③転職に有利

・当然ですが、資格があり管理技術者としての実績があれば、間違いなくより良い条件で給料アップでの転職が可能になります。



デメリット。

①40代以降の社内の風当たりが厳しくなる。

・あからさまにやったらパワハラになるので、正面切っては誰もしないと思います。

・年収査定の面談時や周囲の目、おそらく若手からは軽んじられるでしょう。資格者を多く保有する会社社長は持っていない人への発奮がうまいです。


②給料が上がらない

・おそらく年次が上がっても資格がないなら、平社員の最高位です。一応管理職にはしますが、残業代は出ないというある意味すごいことをします。まあ、大きく上がりませんし、出世もしない。


③いつまでも養われる人のまま

・これも厳しい言い方をすれば、管理技術者になれないということはどんなに経験を積んでも主担当で止まります。管理技術者が自分より年下のかつての部下ということもあり得ます。

・店主も1回ありましたが、管理技術者31歳(店主)、主担当50歳男性というなんかちぐはぐすぎて、店主のほうが戸惑った経験があります。お客様の目にどう映ったのか…。あんまり考えたくないです。

・厳しめな会社さんだと居ずらい可能性もある(おそらくそんな会社さんは減ってきている?)


メリットもデメリットもピンとこない方もいるでしょう。

ちなみに、優しい会社は40代以降になっても店主の挙げたデメリットが理解できない人が多数いると思います。

その代わり、技術士やRCCM有資格者がおらず大変な状況かもしれません。

設計業務は技術士かRCCMの保有者でないと、管理技術者になれません。

企業から技術士もRCCMも消えたら、最悪業務そのものが受注できません。

しつこいようですが、設計業務をしたくても自分の会社でできなくなる可能性があり、部門お取りつぶしの社内失業の憂き目にあう方もいらっしゃるかもしれません。

おそらく、今後5年でその動きが一気に加速し、中小の建設コンサルタントで設計業務から撤退せざるを得ない会社が増えると思っています。


そうなる前に、資格を取ってほしいのです。

大きい会社ばかりが残ったとて、ちゃんと地方のインフラ整備まではできるかは正直疑問です。

地元企業だからできる業務はたくさんあります。そこにどんなやりがいを見出せるかはあなた次第ですが。

地域のインフラは地域の会社が1番知っていますし、ちゃんとおいしい業務も地元企業で消化してほしいなあ、と店主は思っています。

そのためにも、中小の建設コンサルタントにちゃんとわかる実務者の技術士を1人おいてほしいと思い、せっせとブログを書く店主です。


最後に。

超明るく考えれば、人生何事も経験です。1回や2回の失敗で死にはしませんし、失敗は成功するためにあるから失敗なんてないという方もいます。ベンチャー企業の社長さんに多いです。

「自分には資格なんて取れない…」って、勝手に自分で決めていませんか?

学校の勉強では評価されていない人でも、自分の力を信じて一発奮起し、集中して勉強をしたら資格合格した方もいます。


大丈夫です。パウロ・コエーリョの『アルケミスト』にも書いてありますが、夢をかなえたいと思ったら、宇宙が味方しますんで、大丈夫です。


ありきたりなことを書いているかもしれません。

最後に本題に戻ります。

資格取得の際は、なぜ取りたいのか、を忘れずに勉強に励んて下さい。


夢をかなえたいと思ったら、きっと道が開けます。











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