中小企業が新規事業に挑戦した話。

query_builder 2024/10/23
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こんにちは。鈴木Booksの店主です。


さて、今日のテーマは「中小企業が新規事業に挑戦した話」です。

これは、いろいろと思い出したことと、現在の状況について店主の推測も交えての話です。

結論を申しますと、挑戦するという種まきをしてから、芽が出てそれなりの規模になるまで相当の年月はかかります。

これは現場で解決できる問題ばかりではなく、むしろ経営側の問題のほうが大きいと思います。

それでは話をスタート。


今日のテーマで書こうと思った理由。

それは、CPDポイント欲しさに色々といろいろな件の講習会の一覧が出るサイトを見ていたら、講習会の中からたまたま1番最初に勤めていた会社の当時の上司の名前が出てきたから。

それは県の建コン協の発表会のようで、そのテーマは、ドローンを使った3次元の工事測量についてです。


この取り組みは、店主が入社した約10年前からスタートしていました。
当時は「やれ」と会社のナンバー2に言われ(このナンバー2が実質会社の動向を握っていた)、測量課(当時店主がいた部署)ではその新規事業に配置できる人員がおらず、課長が1人でやる羽目になったという話。

下っ端ペーペーの店主に、課長がちょろっとそんなことをぼやいておりました。(この課長にはよう、𠮟られたが…)


当時からドローンを飛ばしたり(私が会社を離れた次の年には、ドローンの免許を4人取ってました。うち、1人はまさかの経理部長…。)、
GNSS測量機まさかの6台抱え、GNSS測量機を使った基準点測量に早くから乗り出したりと、謎なレベルで最先端なことをやっていた会社でもありました。

会社の所在地は、茨城でも1位、2位を争う田舎です。


当然ながら、現在の実務をこなしている側からは「そんなもので利益が増えるのか」と言う声もちやほや聞かれつつ、新規を動かす側の人間も「ナンバー2言ったからしょうがないでしょ」と言う謎の諦めというか、そんなんで何とかやっておりました。


なので、会社を離れてかれこれ10年近くは経ちますが、「まぁこんな形で発表できるようになってよかったね」と100キロ以上離れたところから思うのでした。


そこから考えた事は、普通の中小企業が、時代の最先端事業に参入し、実を結ぶのは、おそらく5年10年はかかると言う話です。


じゃあなんでできたかと言うと、現場の努力もあると思いますが、1番は経営陣がどう考えているからです。
むしろ、経営陣が「やれ」と言われたら、現場はやるしかないんですね

だって、雇われている側からすれば、命令ですから。


経営者の仕事は、その新規事業に対して、そのまま突き進み、状況を見ながら撤退等の判断を間違えないようにする、それしかないんだと思います。
まぁもう1個言えば、積極的に「新規事業をやっている」と情報発信をすること。それは同業他社も含め全てです。


先ほど、GNSS測量機6台抱えた時は、たまに4台ぐらい近場の会社に貸してました。「うちは持ってるぞ」と宣伝して回ることで、余剰時に貸し出すことが可能になります。

いくらで貸しているのかはわかりませんが、それ相応の値段で貸していたようですよ。

そんな形で「うちはできる。やっている」と言うアピールをおそらくですけど、当時の会社のナンバー2が県内の建設コンサルタント協会や社長さん達の集まりで吹聴したのだと思います。

1つ現場をこなして成果品を納めれば、それが実績になり、また仕事を読んでいく。そういうサイクルで回ったのだと思います。


この上記の話はあくまで店主の推測ベースで考えたことなので、実際はどうだかわかりませんが、概ねこんな感じかと思います。


なので、とにかく1日でも早く始めれば、3年後、5年後にはそれなりのそれなら実を結ぶはずです。うまくいかなければ、さっさと撤退するのが1番。
だから、新しいことを始めないと、成長もしなければ、時代に取り残されることにもなります。


「会社は、今の事業を維持するための人と新しいことをする奴が必要なんだ」、と1番最初の会社のナンバー2が言ってました。
ほんとその通りだなと思います。


さて、このナンバー2さん、まだいるのかな。知らんけど。

このナンバー2さんの話もしようかな。


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